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【ファンタジー小話 #6】FFに出てくる召喚獣の元ネタを適当に説明していく その②ラムウ編

ファンタジー小話、第6回目でございます。

今回は第3回でやったFF召喚獣の元ネタ解説

第3回はコチラ。

今回解説するのはラムウです。

興味がある方は是非続きをどうぞ。

 

 

実は元ネタは…

シリーズ通して雷ジジイとして描かれているラムウさん。

FF8では召喚獣(作中はG.Fという呼称でしたが)の育成要素が有るのですが、「ジジイなんて育ててもつまらんだろう」という無慈悲な理由でリストラされてしまった事もありますが…それでも同シリーズでは登場回数の多い召喚獣の一体でもあります。

そんなラムウさんの元ネタは何なのでしょうか?

 

先に結論から言いますが、ラムウの元ネタはイマイチよく解っていません。

公式の解説は出ていないようで、軽く調べて出てくる内容は全てファンたちの考察によるものだそうです。

その中でも比較的有力とされているものが、太平洋の南中央部にかつて存在していたとされる伝説上の大陸(または王国)、ムー大陸の王とされる人物「ラ・ムー」が元ネタだというものです。

この場合、雷は後で取って付けたもので、王=威厳のあるじいさん的なところから引っ張ってきたキャラクターなのではないかと。(又は裁きを下す者的な意味も有るのかなと空想)

 

ただこの説、私はあんまり有力じゃないんじゃないかなーと思ってます。あくまで私の感想です。

何故かというと、ラムウの初出はFF3(因みにFF3は召喚獣という概念が初めて登場した作品でもあります。)なんですが、FF3に登場した他の召喚獣を見てみると…

・イフリート

・シヴァ

・バハムート

オーディン

リヴァイアサン

・タイタン

チョコボ

ラムウ

いずれこのブログでも解説していこうと思っていますが、マスコットキャラ的なチョコボを除くと、全て宗教の経典や神話に出てくるモノが元ネタになっています。

そんな中、比較的に近代になってからささやかれ始めた架空の存在に過ぎないムー大陸の王様を、雷の要素を元々持っていたワケでもないのに、ワザワザ引っ張ってくる必要があったのか疑問です。

 

という訳で私が個人的にこの説が有力なんじゃないかと妄想している説が他に有ります。

あくまで妄想ですが、簡単にお話しさせて頂きます。

 

説① ラミエル

ラミエルと言うと、先ず最初に宙に浮かぶ青い巨大立方体を思い浮かべる人が多いと思いますが、その元ネタはエノク書という旧約聖書の一書に記されています。(正確に言うとエチオピア正教会における旧約聖書の一書です。)

エノク書は、エノクと言う人物が神からの啓示を受けうるという形をとった黙示録の一種です。つまり終末論が記されています。

なおエノクは、みんな大好き「大丈夫だ、問題ない」の人です。

そもそもエルシャダイエノク書に着想を得たストーリーになっています。つまり堕天使が出てくるのです。

という訳でラミエルは堕天使の一人というワケです。

 

エルシャダイでは堕天した天使は7人でしたが、エノク書では200人です。多すぎィ!

そのうちリーダー格の天使が20人おりまして、ラミエルはそのうち第6の天使として名前が挙げられています。

とは言えエノク書の中では名前が挙げらえているだけで、そもそもの堕天理由が人間の美女と子作りしたかったからと書かれている以外、その他活躍であったり特徴であったりが書かれている訳では有りません。

ではなぜラミエルラムウの元ネタだと言えるのか、その理由が名前の由来に有ります。

 

ラミエルの名前の成り立ちはra'am(ラーム)+El(エル)であるそうで、ラームは雷、エルは神を表します。

エノク書では堕天使の干渉も有り、神の道を外れ堕落した人間が増えてしまったため、神の裁きによって大洪水が起こり、不敬虔な罪人たちが一掃されます。

ラミエルという名には、裁きを下す者である神の意と、雷の意が有り、これはFFにて「裁きの雷」を使うラムウのイメージと近いのではないでしょうか?

 

説② ラーマ説

もう一つ、インド神話に登場する英雄であるラーマが元ネタであるという説も有り、コレもちょっと可能性有るなと個人的に感じています。

ラーマはインドの長編叙事詩ラーマーヤナの主人公です。

ラーマーヤナについては過去の私の動画でも解説していますので、この機会にぜひご覧いただけますと幸甚です。

スケールのバカでかいインド神話の英雄ですから、様々な強力な武器を所持しています。

その中にヴァジュランダという雷の槍もあるそうなので、ラーマにも雷属性を見出すことが出来ます。

また「ラーム」とも呼ぶそうで、インドの政治指導者マハトマ・ガンディーが、臨終の際に「ヘー・ラーム(「神よ」の意)」と言ったという記録が残っています。

 

もう一つ面白い考察が…?

以上、どちらもまあまあな信ぴょう性が有りそうな感じがしますよね。

少なくともラ・ムー説よりもこの2説の方が可能性は高いんじゃないかなと個人的には考えております。

もっと言うと、「裁き」という側面もカバーしているラミエル説の方が若干優勢かなぁと。

まぁ、あくまで個人の感想に過ぎませんので悪しからず…

 

さて、話はもうちょっと続きます。

実はもうひとつ、コレに関連して面白い話…というか考察が有りまして…

ラムウ、イフリートと並んで古参の召喚獣シヴァってのが居ますよね?

このシヴァの元ネタが何で有るかによって、ラムウの元ネタの信ぴょう性がどちらかに傾くんじゃないかという考察が出来るんです。

 

詳しい話は…

また次回で!

 

 

                       

 

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