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アキレス腱断裂の話をしておく #2

引き続きアキレス腱断裂の保存療法の記録を付けていきます。

前回の記事はコチラ。

 

今日は自分がなぜ保存療法を選択したのかという話を。

こういう部分が辛かったとか、これが出来たから保存療法を続けられたとか、そういう話をしようと思います。

保存療法か手術かの判断材料になれば幸いです。

 

 

 

何故保存療法を選択したのか?

前回の記事でも書きましたが、大きな理由は費用の差に有りました。

手術の方が松葉杖歩行の期間が短く、生活への負担は大きく軽減されるものの、運動できるようになるまでの期間でいえば保存療法と大差なく、且つ再断裂のリスクもこれまた大差ないという説明を医師から受けました。

治療期間も効果も差が無いのに費用だけに大きな差が有るという状況。

手術による合併症リスクを考えれば、手術の方が若干リスクも高いという考え方もできます。

 

とは言え、仕事や実生活の負担を考えたとき、松葉杖歩行は大きな障害になります。

手術の方が割高になってしまうとは言え、松葉杖による生活面への支障が大きければ、当然背に腹は代えられないという判断になるでしょう。

その点私の場合、少なくとも仕事の面においては、松葉杖による負担が少ない、または軽減できる環境だったというのも、保存療法を選択した理由の一つです。

私は所謂事務系の職員なので、仕事中外出するという事が殆ど無いので、職務上松葉杖で苦労するという事は殆どありませんでした。

また会社からは時差通勤と私服通勤の承諾も得ていたので、より動きやすい格好で、且つ混雑する時間帯を避けて通勤することが出来ました。

 

このような理由から保存療法を選択しましたが、結果として家族には家での生活における負担を押し付けるような恰好になってしまいました。

家事の大部分を家内に任せざるを得ない状況になってしまいましたし、子供を遊びに連れていくこともできません。

勿論、事前に家内には手術の場合はこう、保存療法の場合はこうという風に説明をし、理解を得ておりましたが、冗談を言いつつも今まで協力してくれたことについては本当に感謝しています。

もし一人暮らしだった場合、おそらく一番困るのは食材の買出しだったと思います。

松葉杖で両手がふさがっているので、スーパーまで行ったところで買い物かごも持てなければカートも押せません。

何とか頑張って買ってきたとしても、料理だって満足にできません。

もし家内の協力が無ければ、出前を取ったり、ネットスーパーや生協的なサービスで出来合いのものや冷凍食品を買ったり、といった対応を取る他なかったと思います。

 

治療方法を迷っている人へ

このように職場からの理解が得られ、家族からの協力も得られたからこそ、保存療法による治療を続けることが出来たのだと感じています。

もしコレを読んでいる方で、今まさに手術か保存療法かで迷っている方がいらっしゃるなら、仕事と生活への影響から逆算的に考えてみるのが良いのではないかと思います。

 

例えば仕事であれば、普段どの程度歩いたり移動したりしなければならないかを考え、それらの移動すべてが松葉杖を使ったもの変わったらどうなるかを想像してみるのが良いのではないでしょうか。

これは私見ですが、特に時差通勤OKかどうかは本当に重要だと思います。

松葉杖の場合、普段の1.5倍から2倍近い通勤時間がかかります。

歩行スピードが遅くなっている事に加え、エレベーターやエスカレーター利用のために遠回りを強いられる場面が多いので、結果的にそれだけの時間がかかってしまうのです。

移動時間がかかるという事は、それだけ定刻に間に合うように移動するのが難しいという事です。

それを朝の通勤ラッシュ時間帯で行うのは大きな負担となりますので、時差出勤の可否はかなりクリティカルな要素なんじゃないかなと考えています。

 

生活面でいえば、前述の通り、衣食住の食への影響が大きいと考えます。

ただしコレは多種多様なサービスを利用することで軽減可能だと思われます。

当然コストはかかりますが、どこまで許容できるかの問題ではないでしょうか。

その他としては、基本的に動き回るのが億劫になりますので、休日等は日がな家でゴロゴロがデフォルトになると思います。

そういったインドア生活が耐えられないという人もいらっしゃるかと思いますので、ご自身はどうかよく考えてみましょう。

 

もう一つ重要な事

もう一つ、保存療法を選択する上で重要だと考えている事が有ります。

それは季節です。

単刀直入に言うと、夏場の松葉杖は耐えられないと思います。

私が汗っかきだというのも有りますが、慣れない内の松葉杖歩行は、冬場でもハーフパンツで良いぐらいには汗をかきました。

もし夏場に松葉杖での生活を送っていたら、発汗とそれに伴う疲労で早々にダウンしていた事でしょう。

加えて発汗によりギプス内が極めて不衛生な状態となり、皮膚が爛れたりする可能性も考えられます。当然熱中症などのリスクも有ります。

アキレス腱断裂については、普段からスポーツにいそしむ若い人よりも、私の様な普段からロクに運動しないオジサンがちょっと張り切った結果受傷する、という例が多いと思いますので、そのような自覚が有る方は決して無理をせず、手術をして直した方が良いのかもしれません。

 

以上、私が保存療法を続けてきたうえで感じたことを書いてみました。

参考になれば幸いです。

最後に、当たり前の事ですが、どのような方法を選択するのであれ、自分が調べた情報だけで結論を出さず、医師に助言を仰ぐことも当然重要です。

あくまでコレらの情報は「私が体験したこと」を書いているだけです。

私が"こう"だったとしても、コレを読んでいる方にとっても"こう"だとは限らないと思いますので、医師の助言を仰ぎつつ自分に合った治療を選択できるようにしていきたいですね。

 

今回はここまで!

 

 

                       

 

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