武器編二十六回「クトネシリカ」解説への補足
コチラの動画!
参考資料の方はすでに
開示させて頂きましたが、
コメントにてご指摘を頂いた箇所が
ございましたので、
コチラにて補足をさせて頂きます。
ご指摘いただいたのは、
KUTUNE SHIRKA(クトネシリカ)
の意味を紹介したところですね。
動画の3:35~付近です。
動画内では…
KUTUNE(クトネ)・・・茎が中空の蔓草
SHIRKA(シリカ)・・・鞘
のことであり、金田一京助はここから
茎が中空の鞘のような植物として
虎杖という訳を当てたと説明いたしました・
この部分の解説に対して、
・シリカは詩歌のこと。丸が鞘。
・現地でのカレー=辛い食べ物
(であって料理の名前ではない)みたいなもの。
・間違ってるから訂正文乗せるなりした方がいい。
※原文のままではありません。
とのコメントを頂きましたので、
以下に補足とさせて頂きます。
先に結論から申し上げますが…
動画で説明した以外の訳を私は知りません…
動画で説明した訳については先ずwikiに記載があります。
もちろんコレだけを根拠とした訳ではございません。
コチラにて単語検索をかけさせて頂きました。
SHIRKAには鞘という意味がある模様。
まあ他に地面とか顔とか着物の表とかいう
意味もあるようですが、とりあえず鞘は確認できた。
ただKUTUNEがヒットしません。
というわけで更なる補完を求め資料を探し
見つけたのがコチラ。
ストーリー解説でも参考にしたコチラです。
こちら日本口承文芸研究という
機関紙に掲載されたものです。
こちらには…
KUTUNE SHIRKA = 虎杖がたの鞘の意で…
と記載があります。
ここでも「鞘」という訳が登場しました。
アカデミックなところに
掲載されていた資料ですし、
とりあえずSHIRKA=鞘は言っても良さそうだなと。
ただ相変わらずKUTUNEのヒントが無い…
加えてKUTNE SHIRKA = 虎杖丸という翻訳には
異論もあるという事は解っておりました。
知里真志保博士という、こちらも高名な
アイヌ語研究学者の方でありますが、
異を唱えていらっしゃる様です。
じゃあ知里博士はなんて訳したのかなーと思い
探してみたんですが…
結局見つけることが出来ませんでした…
結果としてKUTUNEの訳はWikiを論拠としており、
調査不足というご指摘については
甘んじて受け取らなければならないと思います。
ただし、
・金田一博士が虎杖丸の曲という題で
本も出しており、知られているということ。
・ユカラのヒロインにも=虎杖のような
という説明が記載されていること。
以上2点から、KTUNE SHIRIKA=虎杖丸という訳は
正しいかどうかは別にしても知られているものであり、
知られているのであれば解説にて
触れる意義はあると考えました。
よって動画ではWikiを論拠として各訳を紹介し、
KUTUNE SHIRKA = 虎杖丸という訳も紹介し、
ただしこれには異論もある。
このように紹介することによって言い切りを避けつつ
なんとなくの意味を視聴者の方に感じて頂ければと思い
あの様な形とさせて頂きました。
・・・まあ一言でまとめると調査失敗です。
コメント書いていただいた方のご意見も
ぜひお聞かせいただきたい。
可能であれば資料も開示頂きたいです…
(ただ図書館閉鎖してるし資料高いし…
あくまで趣味でやってることなんで高い金払って
今回の単発の動画のためだけの資料を
買う気にはなれんのです…
アイヌ解説みたいなシリーズものならまだしもですが、
あくまでクトネシリカのみの解説なので…
その辺の事情は汲んでいただけると幸甚です…)
というわけで以上です!
言い訳みたいになっちゃってごめんなさいいいい!!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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